のほほん雑記帳(のおと)

2005年12月24日。

 

ヤフオクで6万くらいで入手したチケットで好きな女の子を誘って観に行ったイノマー&ミネタpresents「童貞たちのクリスマス・イブ2005」の帰り道。

 

渋谷駅の京王線へ行く横断歩道の近くにあったコインロッカーの前で何度目かの告白をして、あっけなくフラれてしまった僕は、空っぽになりました。

 

空っぽのまま年を越して、治験のバイトで行った北千住のBOOKOFF

 

いつもでしたら迷うことなくCDコーナーに寄っていたのですが、そのときはなぜか文庫本コーナーにいて。

 

(それまで『バトル・ロワイヤル』ぐらいしかまともに読んでいなかったのにです)

 

空っぽの僕は本棚のなかから1冊の文庫本を抜き、レジで300円を支払って店を出ました。

 

その1冊が、大槻ケンヂさんのエッセイ集『のほほん雑記帳』(角川文庫)でした。

 

そしてこれがいまに至るまで続く読書人生のはじまりになるとは、空っぽの僕は知る由もないのでした。

 

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